韓国人はみな英語名を持っているのでしょうか??
こんにちは、オリベット・アッセンブリーのイ・ハンナ(Lee Hannah)宣教師です。今日は、私の名前に込められた特別な物語とともに、多くの方が気になさる韓国人の英語名文化、そして聖書の人物たちの名前に込められた意味を分かち合いたいと思います。
1.父がくださった最初の贈り物、「イ・ジヨン(李枝涓)」
私の韓国語の本名は이지연(李枝涓)です。漢字では、「枝」に、小川の流れを意味する「涓」の字を使います。父は、私が「小川のほとりの木の枝のように、いつも青々と命に満ちて育ってほしい」という願いを込めて、この名前をつけてくれました。
幼い頃は同じ名前や似た名前の人が多く、特に強い愛着はありませんでしたが、クリスチャンになってから詩篇1篇3節の御言葉を黙想する中で、大きな感動を受けました。
「その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。(詩篇1:3)」
父は仏教徒ですが、知らず知らずのうちにこのような聖書的意味を持つ名前をつけてくれたことは、神様の御業だと思います。私の名前が以前よりもずっと大切に感じられた瞬間でした。
2.日本宣教の現場での私の名前
しかし、日本宣教の現場では思いがけない難しさがありました。韓国語の名前「지연」という発音が、日本の方々にはとても難しかったのです。
• 日本語では「ジヨン」が一番近い発音ですが、これは韓国では「지용」で、主に男性の名前として使われます。
• 英語表記では「JIYEON」ですが、日本語では「지연 – JIYEON」も「지영 – JIYOUNG」も同じ発音であり、さらには私を「ジョン」「チャン」と呼ぶというハプニングもありました。
人々にとって呼びやすく、覚えやすいように、私は日本での宣教の中で英語名を使う必要を感じるようになりました。
3.韓国人はなぜ英語名を持つのでしょうか?
多くの日本の方々が不思議に思われる点です。韓国人は正式な姓名とは別に、英語名を用いることが少なくありません。
• 発音のしやすさ: 韓国語特有のパッチム(ㄱ、ㄹ、ㅇなど)や母音(어、으)は、外国人にとって発音がとても難しいです。コミュニケーションの負担を減らし、相手に自分をもっと覚えてもらいやすくするための手段でもあります。
• 文化的背景: キリスト教人口の多い韓国では、聖書の人物の名前(John, Paul, Hannah など)を洗礼名や英語名として用いることがとても自然です。
• 英語教育: 韓国の子どもたちは幼い頃に英語塾に通うと、ほとんど必ず一つずつ英語名を作ります。そのときに作った名前が、大人になってからもニックネームのように使われることがあります。
4.聖書の人物たちの名前と「宣教的決断」
聖書の中にも、途中に名前が変わる人々がいます。
• アブラハムとサラ: 神様ご自身が直接名前を変えられ、それは彼らに与えられた新しい使命と祝福を表しています。
• 使徒パウロ: 彼はヘブライ語の名前である「サウル(Saul、願われた者)」と、ローマ式の名前である「パウロ(Paulus、小さき者)」の両方を持っていたと思われています。
パウロが異邦人宣教のためにローマ式の名前を主に用いたことは、「福音のために彼らの文化の中へ入っていく」という強い宣教的決断であったと思います。また、自らを「最も小さき者」と低くし、神様の力だけを現そうとした彼の信仰告白もそこに表れているように思います。
5.「ハンナ」という名前で
私も今、日本では「ハンナ(Hannah)」という名前を使っています。この名前は、日本の方々にとって発音しやすいという利点もありますが、聖書の「祈りの人ハンナ」のように、いつも主の御前に正直にひれ伏して祈る人でありたいという、私の切なる願いが込められています。
名前はたとえ変わったとしても、「川のほとりに植えられた木」のように主のうちにとどまり、豊かな実を結び、決して枯れることのない人生となることを願っています。そして、ハンナのように涙の祈りをもって主の尊いいのちを育て上げる者となれるよう、心から願っています。
皆さんの名前には、どのような願いが込められているでしょうか。私たちがどのような名前で呼ばれるとしても、私たちは皆、主にあって「神の所有とされた民」という最も尊い名前を与えられていることを、覚えていたいと思います。
